トスカーナのブルスケッタ
ブルスケッタ。
日本のイタリアンでも、バケットの上にトマトやきのこを載せた気軽な前菜として、よく見かけますよね。
本場イタリアでも定番の一皿に数えられるブルスケッタですが、そのレシピには地域差があります。
今回マンガでご紹介したのはトスカーナ地方のベーシックなブルスケッタです。
私がお世話になったフィレンツェの家庭では、海外からのゲストに必ずと言っていいほどこのブルスケッタをふるまっていました。
基本のブルスケッタのレシピはごくごくシンプル
レシピはとことんシンプルです。
トーストしたパンにニンニクをこすりつけて、オリーブオイルとお塩をかけるだけ。
簡単ですね！
イマイチで知られるトスカーナパン
パンが大得意なフランスと隣合わせだというのに、自他共に「パンがイマイチ」を認めるイタリア人。
その中でも、特別不人気なのがトスカーナのパンです。
まず、少しの塩すら入っておらず、味が一切ありません。
食感は日本で好まれる「外はカリカリで中はモチモチ、フワフワ」とはほど遠く、何と言うかガサガサしています。
フィレンツェに旅行された時、食卓に添えられたトスカーナパンのイマイチっぷりに驚かれた方も多いのではないでしょうか？
トスカーナ人の中にも、フランス風のバケットやイタリアの中ではおいしいと言われるプーリアのパンを買い求める人がいるくらいなのです。
いくらトスカーナの食べ物全般の塩分が強めだとしても、軽い下味くらいつけてくれた方がよっぽどマシになるのに…。
そう思わずにいられませんでした。
ブルスケッタにはなぜかトスカーナのパンがピッタリ
そんなトスカーナパンもこのブルスケッタを食べた時ばかりは「これじゃなきゃ…！」と思いました。
不思議とあのガサガサした食感が絶妙にマッチしているのです…笑
気付くと、あんなに敬遠していたトスカーナパンを買い求めている自分がいたのでした。
驚きです。
日本でブルスケッタを作るなら、バケットなどの硬めのパンがオススメです。
大切なのは新鮮でおいしいオリーブオイルを使うこと！
ぜひ手軽なおつまみとして作ってみてくださいね。
見てくださってありがとうございました。
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cianaでした。