ジェラート生誕の地でもあるフィレンツェは、ジェラート天国と言ってもいいくらい、魅力的なジェラテリアで溢れています。
この記事では、
3度の飯よりジェラートが好き!
な私cianaがフィレンツェ中のジェラートを食べ歩いて選んだ、オススメランキングをご紹介します。
ジェラート食べ比べ計画の参考にしてくださいね。
★★★★★ オススメ度レベル5
フィレンツェ滞在がどんなに短くっても、ぜひ試して欲しい!
有名度もおいしさもトップクラス、定番中の定番ジェラテリアです。
バディアーニ(Badiani)
秘伝のブォンタレンティを味わうこと無しに、フィレンツェのジェラートは語れない?!
16世紀にブオンタレンティという人物が発明した最初期のジェラートを再現した、その名も「ブオンタレンティ(Buontalenti)」が名物。バディアーニ一族のみに受け継がれる秘伝のレシピで作られるこのジェラートは、上品な甘さと香り、独特のふわっと消えるような口溶けに夢見心地になる、他のジェラテリアが出すブォンタレンティとは次元が違う逸品。
中心地から歩きで到達するのは難しい場所にあり、サンマルコ広場から17番のバスでアクセスできる。
カラベ(Carabè Firenze)
暑い日のジェラートはここ一択!本格シチリアンジェラート。
ごく小さい氷の粒が残るあっさり仕上げのシチリアンジェラート。シチリアのブランド豆を使ったピスタチオは豆そのものを食べているような濃縮された味わいなのに、驚くほどにさっぱりしていて後味さわやか。(ピスタチオのみ、料金は0.5€上乗せ)
日本のコンビニアイス「爽」が、ものすごくおいしくなったところをイメージして欲しい。
アカデミア美術館やサンマルコ美術館のついでに立ち寄りやすいロケーション。
プロコピオ(Il Procopio)
濃厚かつザクザク・ゴロゴロ食感のアイスが好きなら。
フィレンツェの中で、最も濃厚なジェラートを出すジェラテリアの一つ。
受賞歴もある自慢の粒入りピスタチオはクリーミーで香り高い。その他もカラメリゼしたナッツやクッキーをゴロゴロと混ぜ込んだ、素材の食感が楽しいメニューが多い。店員さんオススメのクレミノ(ヘーゼルナッツチョコペースト)にいたってはアイスと言うよりほとんどチョコ。
ジェラテリア・デ・メディチ(Gelateria De ‘Medici)
店頭に並ぶのは常時44種類。地元の人からも高く評価される大人気ジェラテリア。
季節によって入れ交わるジェラートは種類が非常に多く、迷い出すと止まらない。質が高いと評判で何を選んでも間違いはないが、クリーム系が特に人気のよう。
クラシカルでオシャレな内装が特徴。
2店舗とも若干中心地からは遠く、歩けない距離ではないものの、バスやトラムでアクセスするのが無難。
住所Via dello Statuto, 3/5r, 50129 Firenze FI
住所Piazza Cesare Beccaria, 7R, 50121 Firenze FI
ジェラテリア・ラ・カッライア(Gelateria La Carraia)
フィレンツェで最も愛されているジェラテリア。
カッライア橋のふもとにある大人気ジェラテリア。おいしい上にカップ1.5€からとお手頃。地元の人々からとても愛されている。濃厚なクリーム系のジェラートが多めで、マンゴーやイチゴなどのフルーツ系もソルベ(シャーベット)ではなくミルクベース。
住所Piazza Nazario Sauro, 25/r, 50124 Firenze FI
住所Via dei Benci, 24, 50122 Firenze FI
ジェラテリア・デッラ・パッセラ(Gelateria Della Passera)
ナチュラルな味わいの絶品ジェラート。
ナチュラルな味わいで手作り感満載のジェラート。甘すぎず、濃すぎず、日本人が食べても必ず満足できる味。ほんのり塩気が効いたピスタチオは絶品。さっぱりしたオレンジチョコレートはこの組み合わせが好きな人にはたまらない大人の味。1スクープ1€のシンプル会計。
★★★★ オススメ度レベル4
星5つに負けないくらい、心からオススメできるジェラテリアばかりです。
旅行計画と照らし合わせながら検討してみてくださいね!
ジェラテリア・デイ・ネーリ(Gelateria dei Neri)
夜遅くまで賑わう人気店。
濃厚なクリーム系を中心に、種類が豊富。人通りの多い通りに位置していて、特に金曜・土曜の夜は賑やか。
ラ・ストレーガ・ノッチョーラ(La Strega Nocciola)
店名が意味するのは「ヘーゼルナッツの魔女」。
比較的新しくオシャレなジェラテリア。さっぱり・クリーミーのバランスがよく、どの味もレベルが高いが、やはり店名にもなっているノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)は欠かせない。ラベンダー、唐辛子チョコレートや抹茶などの少し変わったメニューも。
日本人にも人気で、メニューには日本語も併記してある。
フィレンツェ中心地にはポンテ・ヴェッキオそばとドゥオモそばの2店舗。
住所Via de’ Bardi, 51/red, 50125 Firenze FI
住所Via Ricasoli, 16r, 50122 Firenze FI
リヴァレノ・ジェラート(Rivareno Gelato)
ミルク系は濃厚、フルーツ系はさっぱり。バランスのいいジェラテリア。
どの味もレベルが高い。イタリアのジェラテリアでは珍しい、秋限定のぶどう味が新鮮。ストラッチャッテッラ(チョコチップ)はミルクベースにその場でチョコレートをまぶすスタイル。ローマやミラノにも店舗がある。
サンタ・トリニタ(Gelateria Santa Trinita)
カッライアに負けず人気な、サンタ・トリニタ橋のふもとのジェラテリア。
ポンテ・ヴェッキオとカッライア橋の間に架かるサンタ・トリニタ橋のふもとにある、ピンクを基調にした内装がかわいらしいジェラテリア。混んでいても快く味見させてくれる。フルーツソースを混ぜ込んだジェラートや黒胡麻のジェラートが並ぶショーケースは色鮮やか。店内の飲食スペースはそこそこ広めなので、座って休めるのがありがたい。
ヴェストリ(Vestri)
チョコレート家のチョコレートジェラートが、おいしくないはずがない!
トスカーナ州にある小さな街アレッツォと、ここフィレンツェだけに店舗を構えるチョコレートショップ。かなり素朴な外観・内装になっていて、ジェラートを販売していることすら気付かずに見過ごしてしまいそうなほど。とは言えさすがのチョコレート専門店、作りたての自家製チョコレートジェラートは試してみる価値あり。暑い日なら一瞬で溶けてしまいそうなほどに繊細。
冬はホットチョコレートも。
エドアルド(Gelateria Edoardo)
キャンティワイン味が食べられるのはここだけ。
焼き立てコーンの甘い香りがいつも漂う、ドゥオモ広場に面した流行りのジェラテリア。珍しいキャンティワイン味を試してみると、いかにもトスカーナ観光している気分になれるかも。
住所Piazza del Duomo, 45/R, 50122 Firenze FI
★★★ オススメ度レベル3
3にしてすみません!これらだって本当においしいんです。笑
カンティーナ・デル・ジェラート(Cantina del Gelato)
ブォンタレンティも揃える地域密着型ジェラテリア。
地元民向けの衣料品店やカフェが並ぶ、クローチェ通りにあるお店。おいしいブォンタレンティが食べられると評判。こちらのブォンタレンティは練乳が強めのしっかり味。イタリアの女の子にはアサイードリンクも人気のよう。メニューには日本語も併記されている。ポンテ・ヴェッキオそばのバルディ通りにも店舗あり。
住所Borgo la Croce, 30/red, 50121 Firenze FI
住所Via de’ Bardi, 31, 50125 Firenze FI
ラ・ミルケリア(La Milkeria)
ソフトクリームのようななめらか食感
ミルキーかつクリーミーでなめらかなジェラートはまるでソフトクリーム。イートインでクレープやパンケーキに載せていただくこともできる。
住所Borgo degli Albizi, 87, 50122 Firenze FI
エルミニ(Ermini)
地元の人に強く支持されるジェラテリア。
大きめのスーパーや地元民御用達の洋服ショップが並ぶ、ローカル感あふれるエリアにあるジェラテリア。特にチョコレートのレベルが高いとかで、フィレンツェでもトップクラスだと言う地元っ子も多い。日本人にとってはほんの少し甘めかも。
クリームを凍らせたアイス菓子、セミフレッドもおいしい。
住所Via Vincenzo Gioberti, 123/125 rosso, 50121 Firenze FI
ペルケ・ノ!(Perché no…)
フィレンツェで最も有名な店舗。
どのガイドブックにも必ず載っている、フィレンツェで最も有名と言っていい老舗。オルサン・ミケーレ教会のほぼ向かいという中心地ど真ん中にお店を構え、観光客・地元客ともに多くの人で賑わっている。内装に高級感はないものの味は確か。
ヴィヴォリ(Vivoli)
フィレンツェのジェラテリアの歴史上、はずせない老舗のひとつ。
フィレンツェで最も有名なジェラテリアのひとつで、90年近く続く老舗中の老舗。かつては確かにフィレンツェで最もおいしいジェラテリアだった、とはフィレンツェ人の談。時代の流行に合わせてジェラテリアも進化し続けている中、長く親しまれているのはそれなりの理由があるはず。
住所Via dell’Isola delle Stinche, 7r, 50122 Firenze FI
★★ オススメ度レベル2
フィレンツェじゃなくても食べられる、2大チェーン店をレベル2に選びました。
どちらもイタリア人が認める本場イタリアのジェラートです。
ヴェンキ(Venchi)
日本にも支店を持つチョコレートチェーン店。
ありがたみはやや薄れるものの、そのクオリティはイタリア人誰もが認めるレベル。季節限定のスペシャルフレーバーも当たりが多い。
中央駅にも店舗があるので電車の待ち時間に立ち寄れて便利。チョコレートショップなので、チョコレートのお土産も購入可能。
住所Piazza della Stazione Binari, 50123 Firenze FI
住所Via dei Calzaiuoli, 65, 50122 Firenze FI
グロム(Grom)
ヴェンキと並ぶ一大チェーン
かつては東京にも支店のあった、ジェラート専門のチェーン店。ヴェンキと同じくイタリアを中心に世界中に展開しているが、こちらもイタリア人お墨付きの味。
イタリアのスーパーで見かけるグロムのカップ入りジェラートはクオリティが格段に下がるのでオススメしない。
イタリアのその他の街と比べてみても、フィレンツェのジェラテリアは本当に充実しています。
今回は特にご紹介しやすい店舗からランキング形式で紹介させていただきましたが……正直なところ、どのジェラテリアか一番かというのは、ほとんど好みの問題かもしれません!
オススメの味についても店員さんの意見を参考に私が試したものの中から挙げてみてはいるものの、ちゃんと作っているお店はどの味もおいしいはずなので、お好きな味を選ぶのが一番です。
…と言うわけで(?)
フィレンツェ旅行では、家族やお友達とシェアしながらの1日2ジェラートを推奨します!笑
その他、cianaの行ったジェラテリアリスト
上記リスト以外に私の行ったことのあるジェラテリアのうち、覚えている所を載せておきます。
- レオナルド
- アラ
- アンブロージョ
- ヴィヴァルディ
- カミニア
- ラ・ソルベッティエーラ
- アモリーノ(世界中に店舗あり)
以上、cianaでした。