ウィーンに来たらぜひ味わってみていただきたいのが、ウィーンを代表する名物料理のひとつ、ターフェルシュピッツ!
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が好んで食べていたことで広く愛されるようになったこのお料理。
簡単に言ってしまうと牛肉の煮込みです。
今回はターフェルシュピッツの専門店として最も有名なプラフッタ(PLACHUTTA )系列のお店に行ってみました。
店舗は複数あり、予約して行くのがオススメ
プラフッタはウィーンに全部で3店舗あります。
ですが私が行ったのはこの3店ではなく、シュニッツェルを看板に据えたカジュアルめな姉妹店、Plachuttas GASTHAUS zur OPERの方。
(すみません、プラホタス・ガストース・ツ・オーパーって聞こえるんですが自信がないので、ここはアルファベット表記でいかせていただきます。笑)
シュニッツェルがメインといってもターフェルシュピッツもバッチリメニューにあり、店名のとおりオペラ座からごく近いのでアクセスは抜群です。
予約せずに一人で入ってみたところ、立ち飲みスペースを兼ねているような入り口そばのカウンター席に案内されました。
テーブル席は予約客で満席だったので、食事時なら予約は必須だと思っていた方がいいでしょう。
Webサイトからオンラインで予約できます。
姉妹店ということもあり、カジュアルでモダンな雰囲気なので普通の服装で問題ありませんでした。
本店はもう少しエレガントかもしれませんね。
さて、初めてのターフェルシュピッツ、一番ベーシックなものが食べたかったので、ほとんどメニューも見ずに「ターフェルシュピッツをお願いします」とオーダーしました。
これが、ターフェルシュピッツセット!
注文すると、そう待たずしてこれだけのセットがだだだっと一気にテーブルに並べられました。
まず最初にスープ皿に鍋の中のスープを注いでいただきます。
野菜の甘みが上品に溶け込んだスープは味わい深く塩加減も絶妙で、延々と飲めてしまえそうです。
このスープにクレープのような生地のヌードルなど、ちょっとしたトッピングをするのも定番の食べ方なのだとか。
スープをある程度楽しんだら、いよいよお肉です。
長時間かけて野菜のブイヨンと共にじっくり煮込まれたお肉はとろけるようにやわらか!!
臭みなど一切ありません。
お肉のソースはこちらの2種類。
黄色いのが林檎と西洋わさび(ホースラディッシュ)のソースで、右の白いのは根菜のクリームソース。
どちらも優しい下味のついたお肉によーく合います。
黒パンは、お肉と煮込まれた骨の真ん中にある、プルプルした骨髄をのせて塩・コショウして食べるのだそうです。
(後で知りました、試してみたかった)
付け合せはカリッカリに揚げ焼きされたポテト。
ポテトひとつとっても、ウィーンでは一工夫されているものが多い気がします。
パンもふっくらモチモチで、さすがドイツ圏。
これだけレベルの高いお店なら、と欲張ってデザートも頼んでしまいました。
フォンダンショコラのアイスクリーム添えです。
フォークを入れるとあたたかいチョコレートソースがトロリ。
今回は一人でしたが、2、3人で行ってターフェルシュピッツとシュニッツェルをシェアできたらもっともっと楽しめると思います。
ウィーンに旅行する機会があれば、絶対また行こうと心に決めているお店です。
お店情報
お店の情報は訪れた当時に調べたものです。
訪問される場合は、Webサイト等で事前に確認なさってくださいね。
プラフッタ本店の情報は本店のWebサイトをご覧ください。
お店情報
Plachuttas GASTHAUS zur OPER
- 住所 Walfischgasse 5, 1010 Wien
- 電話 +43 1 51 222 51
- 定休 無し
- 営業 11:00~0:30
メニュー例
- ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)…23.5€
- ウィンナーシュニッツェル(WIENER SCHNITZEL)…20.5€
- モーア・イム・ヘーンツ(Mohr im Hemd)…8.2€
※デザート
以上、cianaでした。