アメリカン・イタリアン、アルフレッドのフェトチーネって?
アメリカに住んだことのある方ならほぼ誰もが知っていると噂の、アルフレッドのフェトチーネ。
ご存じですか?
もとはローマのレストランオーナーがつわりに苦しむ妊婦さんのために作ったオリジナルパスタで、イタリア国内のレストランでは、まず見かけることのないメニューです。
たまたまそのレストランを訪れたハリウッドスターがたいそう気に入り、アメリカに持ち帰ったのがきっかけで、全米に広まったと言われています。
ステイに来たアメリカ人学生にリクエストされて作った、という我が大家さんにどんなパスタか聞いてみると、フェトチーネという幅広パスタにたーっぷりのバターとたーーっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノチーズを加えて混ぜ合わせたもので、相当重めなお料理なんだそうです。
そんな重いメニューを妊婦さんに…??
ツイッター上でもアメリカに在住されていた方々にお聞きしたところ、アメリカでは主に冷蔵パスタのメニューとして親しまれているようです。
ケチャップ味のパスタ、ナポリタンなんてありえない!
そんな会話の流れで、ベタにもジャパニーズ・イタリアンの代表格、ナポリタンのお話をしてしまいました。
ナポリタンが日本で生まれたパスタだというのは有名なお話。
定番のネタなので、日本に来ているイタリア人ならたいていどんなものなのか知ってるんですけど、普通のイタリア在住イタリア人は、この日本独自のパスタであるナポリタンについて、ほぼほぼ知りません!
きっと誰に聞いてもこのマンガと同じような反応が返ってくるでしょう。笑
ありえないらしいのは、「ケチャップ」の部分。
ピザのソースだってフレッシュトマトから作るイタリア人からしたら、パスタにケチャップは受け入れられない組み合わせなのだそうです。
日本人の私たちにとっての、ご飯にマヨネーズ、みたいな感覚でしょうか?!
違う??
また、パルメザンチーズと呼ばれるパック入りの粉チーズも海外での残念な体験としてよく話題に挙がります。
チーズはかたまりで買って、使う時にすりおろすのが基本ですからね。
子供の頃から愛着のあるナポリタン。
汚名返上したい気持ちはあるものの、食に関して頑固で保守的なイタリア人相手となると、道は険しく思えてなりません。
ああ、パルメザンチーズをかけたナポリタン、おいしいのにな…!笑
意外と加工品大国な美食の国、日本
ふと思い起こしてみると、日本の料理って、ソースに頼っているメニューが案外多いですよね。
とんかつ、お好み焼き、たこ焼き…何ならカレーだって、市販されているルーの味がベースです。
もちろん私はどれも大好きなんですけど、イタリア人に食べさせるとなると、評価がわかれそう。
洗練されたレストランや食品がそこらじゅうに溢れている日本は世界最高のグルメ大国だと思っていますが、加工品大国の一面もあるというのがおもしろいですね。
でも、同じように美食大国を自負しているイタリア人の食だって、つっこみどころがないわけではないんです!!
そのあたりはまた書いていこうと思います♪
cianaでした。