第3話「ホームステイ?」

マンガ
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最初は一人暮らしにこだわってました

ビザの次に問題になるのが住環境です。

とにかく引きこもって絵を描いたりネットするのが好きな私。
お仕事をしていることもあり、一人暮らしは絶対条件でした。

納得のいく家を自らじっくり探してみたかったので、まずはひと月ほど過ごすためのアパートを学校に紹介してもらい、滞在している間に家探しをしようと考えていました。

ところが学校から、本当のイタリアを知るためにも地元の家庭で食事付きのホームステイをしたほうがいい、と強くすすめられてしまいます。

それもそうかな、というのが半分、断りにくさ半分で言われるがままにホームステイを体験することに決めます。が、不安は尽きません。

お風呂とかお手洗いとか、順番待ちだったりするのかな…。
家族と共同じゃなかったとしても、他の学生とゆずりあって使うなんて耐えられない…。10代の学生じゃあるまいし…。
食事がおいしくなかったらどうしよう…。
はぁ……、合わなかったらすぐ出よう。

…と、度々考えていました。

いざホームステイを始めてみたら、嬉しい誤算だらけ

ステイ先にお邪魔すると、まず驚いたのがお宅の素晴らしさ!
著名な建築家によって19世紀に建てられたお屋敷で、床はフィレンツェの伝統スタイルであるテラコッタ。壁は建設当時のままのフレスコ画で彩られているし、居間には石で造られた備え付けの暖炉とヴィクトリア朝時代の英国製食器がしまわれた食器棚…。
とにかく、あまりのオシャレっぷりに舞い上がりました。

私の部屋はというと、敷地内に広がるお庭の隅の使用人のために作られた小さな小さな一軒家
使用人用というのが笑えるんですけど、独立している上にシャワールーム・お手洗い・ミニキッチン付きで思う存分引き込もれる環境だったんです。笑

ファミリーについてはマンガでこれからも度々登場することになりますが、未亡人のマリアと娘のジュリアの母子家庭。マリアは「いいかげんなイタリア人」のイメージとは無縁のしっかりもので、いつも笑顔でどこまでも親切です。

何より嬉しかったのが、週4でお願いしたイタリアのマンマ(お母さん)が作る夕食のおいしさ。これです!!

イタリアの家庭の食卓を知る貴重な機会

毎回プリモ(パスタやリゾット)、セコンド(メイン)またはアンティパスト(前菜)とプリモ、といった簡易的なコーススタイルで用意されるお料理はどれも化学調味料を一切使わずに調理された、イタリア自慢の家庭料理たち。
付け合せの野菜もちゃんと出てくるので栄養面でも安心できます。

同時に食卓に並ぶのはなじみのお店で買った量り売りのビオ赤ワイン(トスカーナ産)またはヴェネトのワイナリーから直接買い付けているプロセッコ(スパークリングワイン)、カラブリアにある義理の兄弟から送られてくる自家製のオリーブオイルフルーツ
もう、どれもこれもイタリア食材好きにはたまらないものばかり。

すっかり心も胃袋もつかまれてしまった私は延長に次ぐ延長でビザが切れるまで滞在させてもらうことにしたのでした。

居心地の良さに不動産屋での物件探しにチャレンジするぞ、という当初の意気込みなんかも軽く消え失せてしまい、ファミリーに甘えに甘える実に進歩のない日々を送っています

気になるホームステイの費用は…

さて!!
この環境。

電気・ガス・水道・ネット代は全て込みで。

お値段、どのくらいだと思います?
答えは…

夕食なしの1日…25€
夕食ありの1日…35€

私の場合は週4で夕食付きにしているので、3月の生活費は935€でした。
1€=130円で計算すると日本円にして約12万2千円

高いですか?やすいと思います?
まぁまぁかな、と思っています。

そんなこんなでホームステイもいいものだなーと今になっては思うわけですが。
これは運の要素がものすごーく大きいです。
実際に同じイタリアでも、料理もしない会話もしない残念なファミリーに当たった友人もいたので…。
このことはまたマンガに描きたいと思います♪

cianaでした。